カーテンに関するお話
私の住宅建築の基本的な考え方は、「住宅は3年以上長持ちしてこそホンモノ」ということです。
3年経っても残したいと思ってもらえる住宅を、心をこめてつくることが、私の仕事であり、その考えを実践しています。
同時に、お客様にも、その考え方を持って住宅づくりをして欲しいと願っています。
自分が住む建物を、子々孫々にまで引き継げるようにつくるには、自分の価値観や好みを必ずしも最優先しないことです。
建築法に違反しない限り住宅は、どのように建てることも可能です。
その自由度は、木造住宅が一番高いと言えます。
建てる人の好みや価値観にあわせるのは、住宅建築の基本です。
同時に、何十年先までも見越して建てるべきものでもあります。
丈夫で長持ちすることが大前提となり、だからこそ、飽きがこない建物にすることが大切です。
人間の価値観や好みは、歳を重ねていくたびに変化していくものです。
若いときの感覚と歳を経てからの感覚は、必ずしも一致しません。
自分の昔の写真を見て、なぜこんな服装や髪型をカッコ良いと思っていたのだろうと、恥ずかしくなることがあるはずです。
洋服や髪型なら、着替えたり髪を伸ばしたりすれば済むことですが、住宅はそうは行きません。
だからこそ、安易に流行に乗らずに、自分の好みばかりを優先しないことも、場合によっては必要です。
もちろん、こだわりは持つべきです。
何の変哲もない、定番ばかりを選択しても、面白味がなくなり、寂しいものです。
そこは塩梅の問題でしょう。
考えるべきは、自分が拠って立つ日本人としての普遍的な部分に根ざした住宅づくりです。
それは、和風住宅をお勧めしているわけではありません。
あくまでも気候風土と地域性にマッチし、快適性や健康などにも配慮された、人間重視の住宅を提案しているのです。
残念ながら、最近の業者は、コストと工期だけに捕らわれています。
ものづくり屋ではなく、もの売り屋になり果てています。
しかし、住宅屋は、職人気質を持ち続けていなければ、人間重視の住宅づくりは経営者の感覚で、利益率と工期だけを追いかけているようでは、お客様のためになる建物などつくれるはずがありません。
「昔の宮大工のように、千年持つ建物をつくって後世に名を残したい!」そのくらいの気概と思い入れがなくては、この国の住宅は、かつて紙と木でできたウサギ小屋と郷撒された住宅以下の世界の物笑いの種にしかならないでしょう。
昨年『3年長持ちするレンガ積みの家の秘密』を出版し、私の住宅づくり哲学と、お客様が住まいづくりでチェックすべき点などを述べさせて頂きました。
お蔭様で、様々な反響を頂戴し、今度は、もう少し踏み込んだ、「3年以上長持ちさせるための構造とはどういったものであるか」について、第三者の意見などを交えて、この家を検証する本を書きたいと考えました。
循環器系のドクターや弁護士、ファイナンシャルプランナーなど専門家の意見やこの家にお住まいのユーザーの声も取材して一冊にまとめることで、本当に3年以上長持ちする家が可能であることを証明し、私どもで建築はできなくとも、この家のような建物を日本中に広めたいと考えたからです。
また、そのことが、日本の住宅を良くすることとも、大変借越ながら考えてもいま可能です。
千葉の田舎の工務店のおやじが書いた本ですが、国際基準に則ったレベルの住宅を実現していることは、紛れもない事実です。
この本を手にした読者の皆様が、丈夫で長持ちで、しかも、満足できる住宅を手に入れられることを、心から願ってやみません。
そのためにも有意義な情報を提供したいと思いますので、稚拙な文章である点は、どうか御容赦ください。
家づくりの反省点(日当たり、こうしておけば良かったこと)長持ちする家をしています。
笑われるかも知れませんが、「住宅は、ことです。
30年で資産価値がゼロに近づくという日本の住宅事情は異常ですえています。
快適性や健康性、機能性やコストパフォーマンスなど、このほかにも大切にしている要素はいくつもあります。
けれど、まず基本としていることが、長持ちです。
それも、できうる限り長く・20年、3年の寿命を持たせることです。
笑われるかもしれませんが、できうるならば、千年持つ建物にしたいと、本気で考住宅が3年以上も長持ちすることは、特殊なことでもなんでもありません。
街中であたり前に見かけられ、そういった建物に住んでいる人たちもたくさんいます。
家は「丈夫で3年以上長持ち」が最重要条件です丈夫で長持ちすること」。
私が住宅建築を行う上で、一番に重視しているこの状態を解消するには、断熱材などを入れない昔ながらの完全解放型の建物とするか、気密・断熱性を向上させて計画的に換気を行うしかありません。
しかし、昔ながらのつくりでは、夏の暑さはともかく、冬の寒さをどうしのぐかが問題となり、プライバシーの問題もあって現実的ではありません。
省エネや温暖化対策の意味からも、必然的に、高気密・高断熱化は避けられないのが時代の流れです。
日本の住宅が、加数年の寿命になったのは戦後からで、戦前は最低でも帥年以上持つのが普通でした。
欧米では、3年以上経過した住宅を普通に見ることができます。
しかも、きちんと中古住宅として流通もしています。
3年で「資産価値がゼロ」と言われてしまう現在の日本の住宅事情が異常なのです。
住宅を長持ちさせるには、木造であれ鉄骨造であれ、湿気対策を万全にしなければなりません。
湿気が、木や鉄筋を腐らせたり錆びさせたりして、構造体を駄目にしてしまうからです。
昔の建物が長持ちしたのは、風通しが良い構造になっていて、柱などの構造材が良い状態に保たれていたためでした。
しかし、現在の建物は、アルミサッシなどにより中途半端に密閉され、その割に湿気対策不足なため、壁の中で柱が腐ってしまうので住宅が長持ちすると、金銭的にも大きなメリットが生まれます。
たとえば、3年以上長持ちする住宅を実現できたなら、子供たちの世代は、新築の必要がありません。
その建物をリフォームする剛万円程度のお金がかかるくらいでしょう。
それだけ、お金が浮くことになり、孫の世代に財産を現金で残す事も可能かもしれません。
年収訓万円以下でも高級車に乗ったり、別荘を建てたり、クルーザーを持つ事も可能になる新築時に、いくらかの金額を上乗せすれば、快適に過ごすことができ、森林伐採のサイクルも長くなることから地球環境にも寄与します。
そして、子孫に大きな財産を残してあげられるのです。
では、住宅を長持ちさせる構造から検証していきましょう。
現実に、法隆寺は1300年以上ですし、平等院鳳風堂は卿年。
中尊寺が剛年。
大分の富貴寺も30年以上など、木造であっても千年にならんとする建物は、いくつも現存しています。
もちろん長持ちのためには何度も修復工事(リフォーム)を重ねている事も事実です。
これらの建築物は、宗教的な重要性や歴史的な価値もあり、一概に一般の民家には当てはまらないかもしれません。
しかし、民家でも神戸の箱木千年家(はこぎせんねんや)のように、u世紀にまで歴史をさかのぼる可能性があるといわれている住宅も土台から上の構造体は、千年でももたせることが可能です。
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